2015/4/25  BMW ヒストリックカーコレクション 

そもそもこの展示会はどのようなものか簡単に説明しよう。

 

その昔、かなりのBMWマニアが大阪にいた → そのマニアの方が亡くなる → 処分に困った奥さんが旧いBMWを市に寄付した。 

簡単に話せばこんな感じだ。

1台の部品取りでも置き場所に困るのに数十台となれば相当困ったことだろう(笑

 

旧いBMWといっても、E32やE34のような90年代の車両ではない戦前〜80年代前半までのBMWがメインだ。

 

堺市ヒストリックカーコレクションが正式名称のようだ。

エンジンの始動イベントや車両に座れたり、なかなか見ごたえのある内容ながら無料で入場できる。

 

受付を済ませ、ひんやりとした階段を下りると・・・

旧いBMWがぎっしり!

おっと! ここをご覧の皆さんは右のE21が気になることだろう(笑

左側にはひっそりとマセラッティーや正体不明なランボルギーニも隠れている。

 

 

Mゴローも詳しく分からないが、昔にBMWがGLASという自動車メーカーを買収した。

その一時期にGLASの車体にBMWのエンジンが載っていたようだ。それをGLAS BMWと呼び今も本国にはオーナーズクラブがある。

 

実はこの見学会に参加するのは3回目なのだ。

というのも、右のGLASのリアの沈み具合が絶妙で1日見ていても飽きない。 鉄チンホイールなのもポイントが高い(笑

これを見に来たようなもんだ。

 

 

説明不要の02TURBO これはJAPANモデルだ。 当時の道交法の決まりでオーバーフェンダーのビスが埋められている。

 

 

02のようなメジャーな車両もあれば、コーチビルダーで使われていた木型もある。

当時はこれに鉄板を当てて叩き出していたのだろう。M1のような形だが、何の車両用なのだろうか?

 

非公開ながら部品庫もある。 奥にはGETRAGらしきMTがあった。 

 

 

お待ちかねの丸目4灯 BMWの登場だ!

E21 318iだ。何故かシフトノブだけアルピナ  E34も寄付したら飾ってくれるだろうか?(笑

 

屋外に飾られた旧いBMWたち。 数年前の見学会の時より革が劣化してきているのが気になるが・・・

本国のBMW AGから偉い人たちがこのコレクションを視察に来たことがあるそうだ。

世界現存1台のBMWがここに保管されているとか・・・

 

電気仕掛けのi3を前に何を思うのだろう・・・

 

  

レストアの過程の説明パネルがあった。

どんな状態でもヤル気があればなんとかなるんだなぁ・・・(汗

そして、驚いたのがここにある車両は全てBMW正規ディーラーでメンテナンスが行われているということ!

 

それにしても、貴重な車両をこのままにしておくのはもったいない。

市がBMWミュージアムの建設を考えていた時期もあったそうだが、今の財政では厳しいそうだ。

民間企業にも打診しているそうだが、それも厳しいようだ。

 

誰かBMWミュージアム作ってください(笑

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